3.花芽分化時期と剪定の時期
 剪定を行うには樹種によってそれぞれに適した時期があります。美しい花を咲かせ、あるいは見事な果実をならせる樹種では、それぞれの木の花芽分化期を知っておいて、その時期より半月ないし1ヶ月早く剪定を終えなければなりません

アベリア、キョウチクトウ、ムクゲ、サルスベリ、ハギなど
春から伸びる新梢に花芽ができて開花するタイプは、いくぶん強剪定しても大丈夫です。

サツキ(ツツジ)、シャクナゲ、モクレン、サンシュ、ライラック、ツバキ、サザンカなど
剪定の時期は、花後すぐにしないと花芽がつかず、秋以降の剪定は蕾を切り落としてしまいます。

ウメ、ロウバイ、ハナモモなど
ウメの花芽分化期は、8月中旬ごろですが、花芽の着生する古い枝は切ってはいけませんが、徒長枝(5〜6月に伸びる枝)は3分の1強に切り戻しておくと、そこから発生する枝に花芽がつきます。

アジサイ、ボタンなど
冬にアジサイの葉の落ちた茎を切った為、翌年茎だけ伸びて花芽がつかなかった話をよく聞きますが、冬季の切り戻しは花芽を失う事になります。 花の咲いた若茎は、4枚葉をつけて3節めの芽の上で切り、古い茎は根本を切って活性化させるといいです。

花木類の花芽分化期一覧(参考) *その年の天候により若干変更あり
種  類 花芽分化期 種  類 花芽分化期
アジサイ 10月中旬 ツバキ 6月中旬〜7月中旬
アセビ 7月初旬〜下旬 ドウダンツツジジ 8月中旬〜9月中旬
アベリア 5月上旬〜10月下旬 トサミズキ 5月中旬〜6月下旬
ウツギ 9月中旬〜10月中旬 ニワウメ 7月上旬〜7月下旬
ウ メ 8月中旬 ハ ギ 7月上旬〜8月下旬
ウメモドキ 3月中旬〜4月下旬 ハクチョウゲ 6月中旬
エニシダ 10月上旬〜11月下旬 ハコネウツギジ 9月上旬〜10月中旬
オガタマ 7月上旬〜8月下旬 ハナズオウジ 7月初旬〜下旬
オオデマリ 7月中旬〜8月中旬 ハナミズキ 7月上旬〜8月中旬
カイドウ 7月中旬〜8月下旬 ピラカンサ 11月初旬〜下旬
キョウチクトウ 12月上旬〜1月中旬 フ ジ 6月中旬〜下旬
クチナシ 7月中旬〜8月中旬 ベニシタン 10月初旬〜下旬
コデマリ 9月中旬〜10月中旬 ボ ケ 8月中旬〜9月中旬
コブシ 6月中旬〜7月下旬 ボタン 8月中旬〜下旬
サザンカ 6月中旬〜7月中旬 マンサク 6月中旬〜7月中旬
サツキ 7月初旬〜8月中旬 ムクゲ 5月初旬〜下旬
サルスベリ 4月中旬〜5月中旬 モクセイ 7月中旬
サンザシ 8月初旬〜9月下旬 モクレン 5月中旬〜6月中旬
サンシュユ 6月中旬〜7月中旬 ヤマブキ 7月中旬〜8月中旬
シャクナゲ 6月中旬〜7月下旬 ユキヤナギ 9月中旬〜下旬
シャラノキ 7月中旬〜8月中旬 ライラック 7月中旬〜8月中旬
ジンチョウゲ 7月中旬 レンギョウ 8月中旬〜下旬
タニウツギ 7月中旬〜8月中旬 ロウバイ 6月初旬〜下旬
ツツジ 6月中旬〜8月中旬 (50音順に記載)